香典とは仏教から出た言葉です。死者の霊に供する香にかえる金額のことで、故人の死を悔やむ気持ちの表れとしてお供えするものです。
持参する時期は、「通夜」「告別式」のいずれでもかまいません。
香典の表書き
- 仏式
「御香典」「御香料」「御霊前」※ 浄土真宗のみ「御霊前」ではなく「御仏前」となります。 - 神式
「御玉串料」「御榊料」「御霊前」 - キリスト教
「御花料」「御霊前」 - 宗旨がわからない場合
「御霊前」とすれば無難のようです。
香典の表書きは、喪家の宗旨により若干の違いはありますが、通常は上記のように区別されています。
※表書きにはなるべく薄墨を使います。
香典の目安
贈り先
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全体
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年代別
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東西別
| ||||
20歳代
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30歳代
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40歳代
|
50歳以上
|
関東
|
関西
| ||
全体
|
5,000
|
3,000
|
5.000
|
5.000
10.000 |
10.000
|
5.000
|
5.000
|
祖父母
|
10.000
|
10.000
|
10.000
|
*
|
–
|
20.000
|
10.000
|
両親
|
100.000
|
*
|
100.000
|
100.000
|
100.000
|
100.000
|
100.000
|
兄弟・姉妹
|
30.000
|
–
|
50.000
|
*
|
30.000
|
50.000
|
30.000
|
おじ・おば
|
10.000
|
10.000
|
10.000
|
10.000
|
10.000
|
10.000
|
10.000
|
その他 親類
|
10.000
|
10.000
|
10.000
|
10.000
|
10.000
|
10.000
|
10.000
|
友人・知人
|
5.000
|
–
|
5.000
|
5.000
10.000 |
5.000
|
10.000
|
5.000
|
隣・近所
|
5.000
|
5.000
|
3,000
|
5.000
|
5.000
|
5.000
|
5.000
|
友人・知人
の家族 |
5.000
|
5.000
|
5.000
|
10.000
|
5.000
|
5.000
|
5.000
|
勤務先
の上司 |
5.000
|
3,000
|
5.000
|
10.000
|
10.000
|
10.000
|
5.000
|
勤務先
の同僚 |
5.000
|
3,000
|
5.000
|
5.000
|
5.000
|
5.000
|
3,000
5.000 |
勤務先
の部下 |
5.000
|
–
|
*
|
5.000
|
10.000
|
5.000
|
5.000
|
勤務先社員
の家族 |
5.000
|
3,000
5.000 |
5.000
|
5.000
|
5.000
|
5.000
|
3,000
|
取引先関係
|
10.000
|
–
|
5.000
|
10.000
|
10.000
|
10.000
|
10.000
|
「-」は該当するサンプルがないもの 「*」はサンプル数が少ないためクロス集計していません。
(1998年 旧三和銀行、現UFJ銀行調べ)
香典の金額は故人との関係やいろいろな要素がからむので、おおよその目安として参考にしてください。
お寺様(神父・牧師・神官)へのお礼
お礼をお渡しする時期
枕経・通夜・告別式の分を、お葬式の「お布施」(お礼)として、告別式の翌日、お寺へお伺いして御礼のご挨拶とお布施等をお渡しいたします。中陰中(お逮夜)の「お布施」(お礼)は、その都度法要の後にお渡しします。中陰分を一括してお渡しされる場合は、その旨お話して初七日法要の後にお渡しします。
お礼の種類
仏式のお礼
○御布施・御礼(お参りの謝礼)
○御戒名料(特に格のある戒名をいただいくとき)
○お席料(寺院を式場として借りたとき)
「戒名」は、お金を出して授かるものではなく、本来は生前の信仰の度合いに対して与えられるものです。しかし、旧習によって格式のある戒名をを頂きたいときは、死後に「出家して仏様の弟子になる」との気持ちから財施(金品を差し上げる)をすると解釈してあえて「戒名料」と表しております。
神式のお礼
○御神料・御礼(神職への謝礼)
キリスト教式のお礼
○御礼(お参りの謝礼)
○御花料(教会への謝礼)
その他のお礼
○粗飯料(会食をして頂く替わりに。席にお招きした場合でも)
○御車料(喪家が送迎した場合は不要)
お礼の金封
正式には奉書紙等を折って包みますが、普通は市販の白無地の金封を用います。白無地の金封がない場合は黄白(黒白・銀)の水引の付いたものを用います。表書きは、宗教によって異なりますが、喪家の姓または「○○家」と記し、裏面に金額を書きます。
金封の包み方
金封は、切手盆(小さいお盆)にのせるか、「ふくさ」に包んで差し出します。ふくさには金封をのせる台板が慶弔兼用の色塗りをしたものもあり、包むときに注意が必要です。